サザンツリーのDIY講座 吹き付け塗装


サザンツリーで行っている塗膜の吹き付けを簡単ですがご紹介いたします。サザンツリーの塗膜は食品衛生法に適合し小さなお子様でも安心してお使いいただけます。

成分はオイルと同じ植物油脂性で シックハウスに係るトルエン、キシレン、ホルムアルデヒド等、厚生労働省が規定している化学物質を配合していません。



シーラー


基本はオイルフィニッシュです。通常のオイルフィニッシュの上塗りとして塗膜を重ねるということになります。

塗膜の下処理としてシーラーというものを塗っていきます。塗装の種類によっては着色後にアンダーシーラーといって木の表面の小さな穴(導管)を塞ぐためのものを塗り、その後にサンディングシーラーといって乾燥後にサンドペーパーで表面を削り平面にするためのものがあります。

サザンツリーの「ままごとキッチン」に使用している塗膜は通常家具に使われるウレタンではなくオイルフィニッシュに使用しているオイルと全く同じ成分のオイルです。

オイルフィニッシュの場合は木の内部に浸透して硬化するのに対して塗膜の場合は内部に浸透せずに表面に膜を張って硬化します。

まったく同じ成分なのに何故硬化の仕方が違うのか疑問に思いオイルのメーカーに問い合わせましたら「日々の研究の成果です」と言ってました(笑)。そりゃそうですよね。


研磨


シーラーが完全に乾燥したら表面のざらつきを1000番以上のペーパーで軽く削り滑らかにします。表面全体を整えたら最後にスコッチで軽くこすり湾曲部分も調整します。この段階で分からない程度の表面の凸凹を残すと、この後の塗膜の段階で目だってきますので注意して調整する必要があります。


スプレーガン


当工房で使用しているスプレーガンです。


吹き付け


いよいよ塗膜の吹きつけです。慎重に、かつスピーディーに吹き付けていきます。吹き付けている部分をライトに当てて塗料の量を確認しながら吹き付けていきます。あと1回塗るとダラ~と垂れるくらいギリギリのラインまで塗料を乗せます。


塗装完了


吹き付け直後の天板です。ここまでシッカリと塗料を乗せます。刷毛塗りでは絶対に刷毛目が残りますし埃やゴミもどうしても入ってしまうので、ここまで完璧に塗料を乗せることができるのはスプレーガンでの吹き付けだけです。


乾燥後


上の写真の天板が乾燥するとこうなります。つやなしタイプなので塗膜を塗ったのか塗っていないのか分かりません。つやなしの場合、塗ったのか塗ってないのか分からないというのが完璧な仕上がりです。これで塗膜が木の表面をカバーしているので汚れや水分からしっかりとガードしてくれます。

お問い合わせ


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